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ボローニャの柱廊にて 4

「家具・食器付アパート」は便利!
(週刊上田 2004年3月20日掲載)
週刊上田に連載されたものを、許可を得て掲載しています。

  イタリアに観光や勉強のため滞在する外国人は、歴史的にも多く、自炊のできる家具・食器付きの比較的 安いアパートがたくさんあります。

 ホテル住まいで外食ばかりだと高いですし、不便ですものね。
日本では、なかなかこうしたシステムは考えられないことです(ウイークリーマンション はあっても…)。

 今回私たちは、割と新しい「レジデンス」という長期滞在者用アパートを、小 諸市出身のテノール歌手・倉石真さんに紹介してもらいました。
彼は先年、小諸市のロータリークラブから派遣され、ここボローニャ に留学した人です。

 ボローニャは音楽活動も盛んな土地です。このレジデンスでは、日本人の声楽 家のような人もよく見かけます。

 総じてイタリアは、外国人に対して開かれている国です。イタリア人の人懐こ さもあるのでしょう。
知らない人と道で目が合うと、すぐあいさつし「ニコッ」とします。
われわれ外国人への対応やもてなし方に慣れているのでしょうね。

 アパートに備え付けのテレビをつけると、ニュースなどでテロリズモという言 葉をよく耳にします。
 ボローニャが最近その舞台になったと報じているようにも聞こえ、いったいどこだろ うと、まだ慣れない土地故不安が募ります。

 飛行機やバスのストライキも年中行事のようにテレビに映され、さらに店のセ ールが始まったこともにぎやかに伝えています。

 さて、自炊生活で一番困るのは水です。水道水は飲用に適さないので、重たい 思いをして水を買ってこなくてはなりません。
 日本の水道は、ありがたいものですね。

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